子育てをしていると、子どもの“負けず嫌い”な一面に直面することってありますよね。
我が家の5歳の息子もその一人。お絵描きをしていて少し線がずれたり、はみ出したりすると「もうダメだ!」と怒って紙をぐしゃぐしゃに丸めたり、びりびりに破いたり…。遊びのはずが、あっという間に不機嫌モードに突入。親としては「もうちょっと楽しんでやってほしいな」と思ってしまいます。
さらに厄介なのが、時間制限のある遊びや課題。まだ時間が残っているのに「もう時間になっちゃう〜」と諦めて、残りは適当にやってしまうんです。そんな姿を見ると「焦らなくて大丈夫だよ、最後まで丁寧にやれたら嬉しいな」と声をかけるのですが、なかなか響かず…。
息子がすぐに投げ出してしまう要因
息子の様子を見ていると、いくつかの理由が浮かびます。
- 完璧にやりたい気持ちが強すぎる
少しの失敗も許せなくて「できなかった=全部ダメ」と思い込んでしまう。 - 時間へのプレッシャーに弱い
「制限時間=失敗するかも」という不安が先に立ち、集中できなくなる。 - 自己肯定感がまだ育っている途中
「できるところ」より「できなかったところ」に目が行ってしまう。
どれも成長の過程ではよくあること。大人からすると「そんなに気にしなくていいのに」と思ってしまいますが、本人にとってはとても大きな問題なんですよね。
親としてできる対応策と声かけ例
私自身、イライラしながらも先生や周りのアドバイスをヒントに、こんな声かけや工夫を心がけています。
- 小さな成功を見つけてほめる
「ほら、ここはまっすぐ線が引けたね!」
「この色の組み合わせ、すごくきれいだね」 - 「できるかも」を一緒に口にする
「できない」って思うと手が止まっちゃうけど、
「できるかも!」って言うと元気が出るね。やってみようか! - 時間を安心に変える声かけ
「あと5分あるから、このお花だけ色を塗ってみようか」
「まだ時間あるよ。ゆっくりやれば大丈夫」 - 失敗を前向きに捉える言葉を伝える
「少しはみ出したけど、それも味が出ていいね!」
「ここをやり直したら、もっとカッコよくなるかも」 - 親が焦らない姿を見せる
「ママも前はうまくできなかったよ。でも続けたら少しずつできるようになったんだ」
と自分の経験を話してあげるのも効果的。
逆効果になりやすい声かけNG例
一方で、つい口にしてしまいがちだけれど、子どもを余計に追い詰めてしまう言葉もあります。
- 「どうしてできないの?」
→責められていると感じ、自信をなくしてしまいます。 - 「そんなことで怒らないの!」
→気持ちを否定されてしまい、余計に感情が爆発することも。 - 「○○ちゃんは上手にできてたよ」
→比較は子どもをやる気にさせるどころか、劣等感を強めてしまいます。 - 「もういいからやり直しなさい」
→せっかくの挑戦を“失敗扱い”され、諦め癖につながることも。
大切なのは「子どもの気持ちを受け止めた上で、どうすれば前に進めるか」を一緒に考えてあげることだと感じます。
最後に
負けず嫌いは裏を返せば「伸びしろの原石」。ちょっとの失敗で怒ってしまうのも、諦めてしまうのも、息子が真剣に取り組んでいる証拠だと感じます。
親としては「できないからダメ」ではなく「できるようになっていく途中なんだ」と見守ることが大切なのかもしれません。
そして、本人が自分で「できた!」と感じられる瞬間を、少しずつ積み重ねていけたら…。
きっとこの負けず嫌いは、将来の大きな力になるはず。
今日もまた「大丈夫、あなたはできるよ」と、息子に声をかけていきたいと思います。
同じ悩みをもつママへ
もし今この記事を読んで「うちの子も同じ!」と感じているママがいたら…それはあなただけではありません。
負けず嫌いな子どもに向き合うのは、本当に体力も気力も使いますよね。ときには「もう勝手にして!」と言いたくなる日もあると思います。
でも、そんな強い気持ちを持っているからこそ、子どもは大きく成長する力を秘めています。
私たちママは、失敗しても投げ出しても「それでも大丈夫だよ」と支える存在でいればいいんだと思います。
完璧な対応じゃなくて大丈夫。イライラしてしまう日も、落ち込む日もあるけれど、それも子育ての一部。
同じように悩みながら頑張っているママが、少しでもラクな気持ちになれますように。
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